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パンについて語ろう

パンと言えば日本人はフランスを思い浮かべるだろうか。そもそもパン自体ロマンス語でありフランス語のpainをカタカナ表記にすればパンになる。ただし実際にはポルトガル語のpãoが由来であろう。ラテン語まで遡れば語源は同じである。パンの本場ヨーロッパでは日本を含めアジアと比べライ麦などを使った黒く硬いパンも多く食べられているのは現実であるがこれは特に寒冷な地域で顕著である。ドイツや英国、北欧、東欧では黒いパンは一般的である。しかしやはりパンの本場でパンと言えばヨーロッパでもロマンス語圏の白いパンなのである。北からパンが黒くて硬いものから白くて柔らかいものに変わっていくと大雑把に捉えてもらえればロシアやドイツが黒いパンの本場でその南のフランスで白いパンが存在感を増してくる。そしてさらに南に行くとイタリアがあるのである。イタリアの小麦のdoughは最高である。ピザ生地もマリトッツォなど菓子パンも含め甘味がありふわふわもちもちの食感のパンである。何かといえば小麦料理に関してイタ

 

リアに勝る国はなく一般的にパンと聞いてイメージされるフランスのパンより平均的にイタリアのパンが美味しいということである。イタリアのパン屋から朝から香る甘い香りは1日を始めるには最高でQOLが飛躍的に上昇する。イタリアではmangiare, cantare, amoreと言われるように食は人生を豊かにする重要な要素であり特にパンは主食であるから生活に直結するのである。皆さんもイタリアではピザやパスタだけではなく朝ベーカリーを訪れてパンなり菓子パンを買ってみてはいかがだろうか?

 

 

余談にはなるが北の方のパンにはライ麦等が使われておりこれはビールなどアルコール類の製造に使用される、自然にアルコールや麻薬成分が醸成されるらしい。そのため中世ヨーロッパの童話などでよく死ぬまで踊り続けると言ったような話があり歴史的な記述でもこれは起こっているのだが真意は不明だが一説としてはライ麦等を使ったパンにLSDに似た麻薬成分が含まれており中毒となり集団で死ぬまで幻覚状態で踊り続けたのだという説を最近読んだので共有しておく。