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世界の日本庭園

私は日本庭園が好きだ。日本庭園は世界中にある。芸術の形として美術と音楽がとても存在感が大きくそこに映像作品などが続く。庭園というのはしばしば見落とされがちであるが、日本の芸術分野で一番魅力的かつ世界と差別化できていると思うのは庭園である。盆栽というミクロの庭園なども世界的に大きな一分野を園芸において担っている。日本の自然と調和するような神道的思想からも日本は庭造りに適した思想背景があると思われる。苔に美を見出せる芸術というのは非常に貴重である。私は京都を訪れた際に金閣銀閣かといえば銀閣が個人的に好きだが金閣寺を訪れた際に最も感銘を受けたのはやはり庭園である。建物は煌びやかだがやはり庭園には侘び寂びの精神が宿っていると思った。庭園文化は付随する作動や池造、鯉などの品種改良なども非常にそれぞれ一つの独立した分野として価値があり魅力的である。私は将来家を持つこととなれば日本庭園付きの日本家屋に住みたい。そこで日本刀を綿でぽんぽん手入れするのが夢である。

日本庭園の芸術性はさておき今まで多くの国で日本庭園を目にして自国の文化を誇らしく思ったものだ。京都には昔から憧れがあった。そのせいで今パリ症候群逆バージョン的なものに陥っているが。。。初めに紹介する日本庭園はブエノスアイレスのものである。アルゼンチンの種とブエノスアイレスの中で最も有名な公園の一つだ。芸術性はといえばそこまで高度ではない。。。次にモナコの日本庭園である。モナコというディズニーランドほどの国土の国の海岸のかなりの面積を割いた日本庭園の存在感は大きく実際主要な観光地である。またモナコから電車で20分くらいのロスチャイルド美術館にも日本庭園が小規模だが存在する。日本庭園はその芸術性が王室セレブに広く認められるものである。次にシェーンブルン宮殿の庭の一つに日本庭園がある。ハプスブルクに認められた芸術である。ジャポニズムの影響で作られたらしい。次にロンドンである。イギリスには多くの日本庭園があるらしくロンドンにも複数存在する。しかし僕の知る限り一番有名なのはケンジントンのKyoto Gardenと呼ばれる庭園である。キューガーデンの一角にも日本庭園があった記憶がある。フランスに戻るとクロードモネの庭も日本庭園とは言い難いが影響を受けているところが見られる。セルビアベオグラードの大学施設内にも日本庭園が存在する。また日本庭園ではないが盆栽ギャラリー的なものがスペインのマルベーリャにある。僕が訪れたことがあるのはこのくらいだろうか。しかしアメリカやオーストラリアにも多く存在するらしい。

絵画紹介「ゴダイヴァ夫人」"Lady Godiva" by John Collier

Lady Godivaはあのベルギーの有名なチョコレートブランド「ゴディバ」"Godiva"の名前の由来にもなっている。Lady Godivaは13世紀にイギリスに実在したLeofric, Earl of Merciaという貴族の妻である。この貴族はCoventryというBirminghamの近くの街の住民に重税を課していた。それを見かねたゴダイヴァ夫人は住民の税を下げるように頼んだが夫は夫人が馬に乗って裸で街を一周したら望みを聞いてやると言った。ゴダイヴァ夫人は実際にそれを成し遂げ住民を救ったのである。まずこの話で好きなのは当時の男社会で勇敢にも抑圧に反抗する強い女性像と特権階級にいながらも庶民のために自らを辱めるゴダイヴァ夫人に見られるノブレスオブリージュ"Noblesse Oblige"の信念だ。この時住民は誰も外を見てゴダイヴァ夫人の裸体を見ることはしなかった。庶民と貴族の間の絆も見られる話である。唯一覗き見をしたTomという男がいてこれが覗き見男を表すスラングのPeeping Tomの由来になったそうである。

この強き女性が気高くそして美しくも描かれており尚且つ局部は隠されながらも裸体の美とまた馬の肉体も滑らかに力強く描かれている作品"Lady. Godiva"というジョンコリアの描いた絵画が私が世界中の美術館を見て一番好きな絵画の一つである。この絵画が収容されている美術館はとても綺麗なCoventryの大聖堂の正面にある。私はたまたま友人の実家がありCoventryを訪れたがイギリスに住んでるわけでもない限りCoventryに訪れるものは少ないだろう、しかしこの絵画を見るだけでも訪れる価値のある街なので時間と余裕があればぜひ読者もイギリスを訪れた際には立ち寄ってみて欲しい。コリアの絵は他にもたくさんあるのだがこれらも素晴らしいがしかし正面から各裸体より横からのアングルが非常にコリアの色の使い方が映えていると言えるのではないだろうか?私はLady Godivaの絵画をMacbookのデスクトップ画面に設定している。いつか余裕が出たら本物を買いたいものだ。

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"Lady Godiva" by John Collier @ Herbert Art Gallery and Museum

 

 

パンについて語ろう

パンと言えば日本人はフランスを思い浮かべるだろうか。そもそもパン自体ロマンス語でありフランス語のpainをカタカナ表記にすればパンになる。ただし実際にはポルトガル語のpãoが由来であろう。ラテン語まで遡れば語源は同じである。パンの本場ヨーロッパでは日本を含めアジアと比べライ麦などを使った黒く硬いパンも多く食べられているのは現実であるがこれは特に寒冷な地域で顕著である。ドイツや英国、北欧、東欧では黒いパンは一般的である。しかしやはりパンの本場でパンと言えばヨーロッパでもロマンス語圏の白いパンなのである。北からパンが黒くて硬いものから白くて柔らかいものに変わっていくと大雑把に捉えてもらえればロシアやドイツが黒いパンの本場でその南のフランスで白いパンが存在感を増してくる。そしてさらに南に行くとイタリアがあるのである。イタリアの小麦のdoughは最高である。ピザ生地もマリトッツォなど菓子パンも含め甘味がありふわふわもちもちの食感のパンである。何かといえば小麦料理に関してイタ

 

リアに勝る国はなく一般的にパンと聞いてイメージされるフランスのパンより平均的にイタリアのパンが美味しいということである。イタリアのパン屋から朝から香る甘い香りは1日を始めるには最高でQOLが飛躍的に上昇する。イタリアではmangiare, cantare, amoreと言われるように食は人生を豊かにする重要な要素であり特にパンは主食であるから生活に直結するのである。皆さんもイタリアではピザやパスタだけではなく朝ベーカリーを訪れてパンなり菓子パンを買ってみてはいかがだろうか?

 

 

余談にはなるが北の方のパンにはライ麦等が使われておりこれはビールなどアルコール類の製造に使用される、自然にアルコールや麻薬成分が醸成されるらしい。そのため中世ヨーロッパの童話などでよく死ぬまで踊り続けると言ったような話があり歴史的な記述でもこれは起こっているのだが真意は不明だが一説としてはライ麦等を使ったパンにLSDに似た麻薬成分が含まれており中毒となり集団で死ぬまで幻覚状態で踊り続けたのだという説を最近読んだので共有しておく。

ドバイ旅行

コロナで久しく日本を出ることができていないがパンデミックが広がりつつある2020年2月にレバノンベイルートを訪れるため直行便がないのでドバイで10日ほど過ごした。日本のクルーズ船が話題になっておりヨーロッパではイタリアでコロナが流行り始めていたがドバイはこのころ特にまだ規制はなかった。

ブルジュハリファに行ったときに一人旅で現地に友人もいなかったため記念写真を他人に撮ってもらう必要があった。家族連れに声をかけた方がいいと思ってお父さんっぽい人に声をかけた。しかしI cannot speak Englishと返された。なんで英語喋れないでドバイをプライベート旅行できるんだ標識もアナウンスもアラビア語はまさか読めないだろうし英語必要だろと思った。Photoくらい聞き取れるだろと思ったし実際めんどくさいし舐められてるんだろうなと思いながも家族とロシア語を喋っていたのでなけなしのロシア語ヤーハチュームニャーフォトグラフィア、パジャールスタと適当に言ったら撮ってもらえた。考え過ぎだったのだろうか。あと面白いのがロシア人も日本人と同じようにI do not speak Englishという表現よりcannotを好むのかなと勝手に深く考えていた。

 

 

アブダビルーブル美術館ではフランス人観光客が多くフランス語でフランス人カップルに写真を撮ってもらうように頼んだ。英語以外の言語でかつその言語が主に使用されるわけではない地域でその言語を使うと人間としての距離が一気に縮まる。私が英語以外の言語を勉強するモチベーションはそこにある。母語話者は一生に関われる人数から考えても50万人いれば十分である。どうせビジネスは英語で行われるのだしもし学ぶ言語を選ぶ上でビジネスのことを考えるよりは自分の興味で選んだ方が長続きするしオススメだ。もちろん学術書を読みたいなどであれば古典ギリシャラテンや主要言語を勉強する意義は大きいものではあるが。私はフランス語以外に現代ヘブライ語セルボクロアチア語を片手間で学んでいる。自分の差別化にもつながる。ヘブライ語セルボクロアチア語を学んでいるアジア系の人間はとても珍しいので仮に英語でコミュニケーションを取るにしてもコンテンツ性のある人間になることが可能だ。人間関係構築の初期の段階で共有することがなにもないフェーズで話を繋ぐのに相手の文化や土地を理解することは非常に有用である。それと言語学習はいい暇つぶしになる。

 

 

Modern Hebrew Verbs Step By Step: The Textbook.

Modern Hebrew Verbs Step By Step: The Textbook.

  • 作者:Avni, Rut
  • Createspace Independent Publishing Platform
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最低限、母語と英語とフランス語は高いレベルで使用できるようにすべきだが他の主要言語もサバイバルレベルの語彙は身に付けておきたいものである。

Normal People について

Normal PeopleとはSally Rooneyの小説が原作のBBCとHuluの共同制作ドラマである。Emmy賞にもノミネートされている。本作はDaisy Edger-Jonesの演じるMarianneとPaul Mescalの演じるConnellの複雑な恋愛について描かれている。舞台はアイルランドで高校から大学まで描かれている。Marianneは成績優秀だが学校では不思議ちゃん的な扱いを受けておりConnellはスポーツ少年でMarianneに奇異の視線を向ける友人達と絡んでいる。2人は物語の中で最も英語圏で格式と歴史のある大学の一つであるTrinity College Londonに進学する。まずこのシリーズの素晴らしい点はめちゃくちゃにエモいことである。どこを取ってもエモい。語彙力がないように感じられるがネタバレを避けて説明するならばエモいという言葉一択である。雰囲気としてはこれもまた僕が個人的に好きなOne Dayという映画に似ている。One DayはUniversity of Edinburghこれもまた英語圏名門古代大学の一つである大学の学生2人の卒業後のラブストーリーである。この映画にはパリなども出てくるので非常に味のあるものである。One Dayは映画なので2時間ほどしか楽しめないがNormal Peopleはシリーズなのでもう少し長い間楽しめる。ぜひ続編も作って欲しい。主演の2人の演技も素晴らしい。私は男性なのでMarianne役のDaisy Edger-Jonesに注目するが彼女はアングルによってはOne Dayに出演しているAnne Hathawayに似ている。またFifty Shades of GreyのDakota Johnsonのような雰囲気も兼ね備えている。期待の女優である。これからもぜひお目にかかりたい。Huluで配信中だ。下のリンクのScript Bookも私は買ってしまった。

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ドル円相場観

円安が急激に進んでいる。コロナから世界経済回復の兆しが見えて来て円安が今後もしばらくは続くであろう。円を持っていても価値が下がるだけなので輸出ビジネスやっていない限りは貯金をこれから上がるビットコインにぶち込むのが正解だ。仮想通貨は怖いという人はFXで米ドルを買っておくべきである。法定通貨の価値は見えない形で相対的に低下している、そんな法定通貨で特に価値の低下する円を持つことは貯蓄ではなくもはや浪費である。機会費用の損失だ。MMT理論を持ち出し通貨の裁量を自国で持っているから金をすれば問題ないという政治家やら評論家やらがいるが絶対に大丈夫とは言えないのが現状である。MMTは日本の人口減少により外資比率が増えると共に縮小する経済規模に伴い円への信頼低下が進めばハイパーインフレとなる。経済学に対する一般大衆のリテラシーが向上することを願う。教養としてFXを始めるのも一手である。スイスフランと英国ポンドのFXなどはニッチで面白い。また変動も大きい